変化や異文化を怖れず
新しい出会いを楽しむ
未経験の分野に挑戦することが好きだ。時間も労力も費やすが、それを上回る新鮮な驚きや楽しさがあると思う。新しい技術や開発手法を実際のシステム開発に取り入れて、新たな課題点を発見することも刺激的だ。メンバーと議論し、新しい金融のビジネスモデルや商品のアイデアに感動すると、「もっと調べたい」「もっと役に立ちたい」と次の目標に向かって自然に体が動き始めてしまう。ロンドンに駐在し、公私ともに異文化の中に身を置いた経験を経て、その傾向はさらに拍車がかかったように思う。世界中の拠点の仲間と連携しながら、また一つグローバル化の新しいページを開く。そこにはまた未体験の驚きがあるだろう。変化や異文化を怖れるのではなく、新しい出会いを楽しむ、それは仕事というより自分の生き方の流儀なのだと思う。
Career Highlight
ロンドン駐在をきっかけに
フラットな視点で「日本流」を検証
ロンドンではビジネス風土の違いを実際に肌で感じることができた。私は何でも率直に主張するタイプ。だから本音でスピーディーに仕事を進めていくロンドンのやり方は水に合っていた。仕事のスタイルを一つ取ってもこだわるべき品質のポイントやコスト、時間のかけ方など学ぶ部分がある。一方、どんなリスクにも耐え得る安心・安全なシステム開発は日本の得意とするところだ。しかしグローバル競争に打ち勝つには、日本の長所を活かしつつ、コストやスピード面でも十分に戦える、新たな開発手法が求められる。また対面でコミュニケーションすることの大切さも改めて実感した。言葉や文化が異なれば、より直接的なコミュニケーションで本音を戦わせることが大切になる。拠点のメンバーとテレビ会議でディスカッションすると「ありがとう。やはりこういうやり取りが大切だね」と意見をもらうことが多い。これからも、様々な仕事に積極的に関与することを厭わない自分でありたい。