ワークライフ
バランス 1
仕事も、家庭も、両立しながら
 どちらも決して手を抜かない。
ITソリューション
K.Ogino
2人を出産後も「チームリーダー」として。
確実に濃くなった仕事の密度
入社5年目に結婚。その当時の仕事はクレジットカードのシステム構築プロジェクトにのめり込んでおり、私はチームリーダーとして、データベース構築を担当していました。入社7年目には関西の交通系ICカード「PiTaPa」の利用明細やポイント確認をする会員向けサイトの構築を行いました。「PiTaPa」を利用する数百万人のユーザーが使用するシステムを作るという点で、とても責任の大きな仕事でしたが、その分大きなやりがいを感じていました。 私のキャリアを語る上ではずせないのは、その後2人の子供を出産したことでしょう。2回の育児休暇取得を経て職場に復帰。日本総研にはワーキングマザーがたくさん活躍していますから、私にとって、ごく自然な選択でした。しかし、何もかもがスムーズに進んだわけではありません。「PiTaPa」プロジェクトの部署に異動したときは私が部署内で初めてのワーキングマザーだったので、最初はみな戸惑いもあったと思います。その当時は時短勤務で17時前には帰る毎日でしたから、他のメンバーとどう業務を分担するかなど、上司をはじめメンバーがそれぞれに考えて、バックアップする体制を整えてくれました。 出産を経験して何よりも大きかったのは、私自身の仕事に対する意識が大きく変わったことです。自分で何もかもできない部分はどうしてもあるから、周囲との連携を常に意識するようになりました。上司やメンバーに能動的に働きかけ、任せるところは任せる一方、プロジェクトで何か問題が起こったら、リーダーとしてしっかりと状況を見極め、自ら問題解決に乗り出す。自分のなすべきことは何かをいつも考え、すべての仕事に優先順位をつけて取り組むようにしています。残業ができないという物理的な制限も相まって、出産前と比べて仕事への集中力は格段に高くなりました。
保育所とのお迎えに四苦八苦
それでも、仕事を大切にしたい
保育所のお迎えは、夫と交代で行っています。自分がお迎えに行く番だったある日。会社を出たとたんにチームのメンバーから電話が…。システムに不具合が発生したとのこと。急遽対策を講じなければとすぐに会社へ戻り、どうにか対応の目途をつけ、慌ててタクシーを拾って保育所に急ぎました。しかし、お迎えの時間を大幅に遅刻。保育士さんにしっかりと注意を受けてしまったことも。どんな仕事にも、どうしても想定通りにいかずに突発的な事象はつきもの。自分ではどうすることもできません。夫に両手を合わせて保育所のお迎えを替わってもらったことも1度や2度ではありません。それでも、「この仕事を辞めよう」と思ったことは一度もありません。これほどまでに多くの人が一体になって何かを成し遂げる達成感を味わえるような仕事が他にあるでしょうか。仕事を成し遂げることの苦しさや達成感は、やはり忘れられません。加えて、出産後もほぼ仕事内容を変えることなくリーダー職を任され、入社以来積み上げてきたシステムエンジニアとしてのスキルをさらに伸ばし続けていけるという喜びがあることも、私にとっては重要なことなのです。どんな業界で働いても、いつも楽しいことばかりではないと思うのです。それならば、私はここで頑張りたい。なぜなら、ここが自分が一番輝ける場所だから。
仕事と家庭は、
50:50じゃない
日本総研でも男女を問わず「ワークライフバランス」という言葉が一般的になっています。ただし、多くの方がイメージするような、仕事と家庭の比率は「50:50」というわけではありません。仕事が佳境を迎えている時には「70:30」ということもありますし、仕事が落ち着いているときは「30:70」という具合に、臨機応変に仕事と家庭のバランスをコントロールしながら、どちらも決して手を抜くことなくしっかりこなしていく。「仕事と家庭の両立をされていてすごいですね。さぞかし大変でしょう」とよく言われますが、実際にやってみると、案外辛くはないのです。私の場合、独身時代は仕事とプライベートの切り替えがうまくできないタイプでした。プロジェクトで何か問題が発生すると、いつまでもそのことを考えてしまい、家に帰っても安らげなかったのです。しかし今は、家に帰れば子供の世話や家事が待っていますから、仕事を引きずっている暇はありません。頭の中がしっかりと切り替えられるようになったので、逆に気持ちの面では以前よりもずっと楽になっています。また、自分にできないことがあると分かっていれば、やみくもに頑張りすぎて神経をすり減らすこともありません。頑張りすぎず、肩ひじを張らず、働き続ける。これからはそうした生き方がもっと当たり前になっていくのだと思います。私のような働き方を目指す人が、少しでも増えてくれれば、これほど嬉しいことはありません。
Profile
入社
1999年
専攻
数学科
趣味
着物の着付け、子どもと遊ぶこと
日本総研でのキャリア
入社後、三井住友カードの「Vpass」、交通系ICカードシステム「PiTaPa」などのシステムを担当。
その間に二度の出産・育児休暇を取得し、現在は三井住友カードの「管理会計システム」を任されている。