グループのデジタルトランス
フォーメーション戦略を牽引。
新しいデジタルサービスの創出に挑む。
ITソリューション部門
  • 若手
  • 男性
  • 理系
T.Numata
所属 : ITソリューション 研究科/学部 総合化学研究科
日本総研でのキャリア : 入社後、銀行の勘定系システムの開発に従事。入社3年目にSMBCグループのデジタルトランスフォーメーション戦略をITの側面で牽引するDX・開発技術推進部に所属。
INTERVIEW MOVIE

激しく変化し、社会に大きな影響力をもたらす「金融×IT」。
この未知の世界に飛び込んでみようと思った。

大学院で有機化合物の研究に没頭していた私がITに興味を持つようになったのは、スーパーコンピューターで研究対象の分子のエネルギー構造を計算させていたことがきっかけだった。プログラミングこそしなかったが、ITによるものづくりの面白さの片鱗を感じた。一方でITと同様に、金融分野にも以前から関心を寄せていた。身内に金融関係者が多かったせいもあるが、なにより自分自身も生活の中で常に接点があり、社会に対する影響力の大きさに惹かれていた。大学院で学んだ化学の知見を生かし、メーカーなどに就職する道もあったが、金融業界がITによって大きく変革しようとしている今、就職を機に新しい未知の世界に飛び込んでみたいという好奇心が自分を動かした。社員面談で出会った日本総研社員の誠実さに惹かれたことも、自分の決断を後押しした。

日本総研なら、正解のない問いを
ユーザーと共に考えることができる。

入社後は銀行の業務遂行に深く関わる勘定系システム開発を担う部署に配属された。新入社員研修ではプログラミングを一から学び、独力で開発ができるようになるにつれて、ものづくりの面白さをより感じるようになった。そして入社3年目に、現在のDX・開発技術推進部に配属。ものづくりに関心があり、技術を磨きたかった自分にとっては願ってもない異動だった。
DX・開発技術推進部は、SMBCグループの真のデジタル化に向けて、システム開発を技術的な側面からリードすることをミッションに掲げている部署だ。具体的には、最新の技術動向を調査研究し、システム開発の高度化を図ること、その技術を活用し、SMBCグループと共にデジタルサービスを創出することを目指している。私が担当するのは、グループ各社との新しいデジタルサービスの創出だ。サービス構想の初期段階から参画することで、アイデアの発掘をサポートし、サービスデザインからシステム機能の実装までのプロセスをグループの社員と協働しながら、スピーディーに推進する役割を担っている。現在は、そのなかでも個人のお客さまを対象としたSMBCのデジタルサービス案件の開発に従事しており、スクラムマスターとして、アジャイル開発チームをリードしている。

新たな開発手法を積極的に導入し、
グループの新サービス創出に深く関わる。

新たなサービス構想には「UXデザイン手法」、システム開発には「アジャイル開発手法」を取り入れている。新しいものを作る時、実際にサービスを活用するユーザーが開発者に対して、事前に要件を明確に伝えるのは簡単なことではない。しかしイテレーション(一連の工程を短期間で繰り返すサイクル)を設定し、UXデザインを用いることで、従来の開発手法に比べてよりスピーディーな開発を実現できるようになった。さらに、ユーザーと開発者との接点増加によってインサイト(ユーザーが潜在的に持つ活動・行動に至るための本質的要因)を見いだすことができ、開発者が事前に検討したアイデアよりも、さらによいものが生まれやすくなるという効果も実感している。
私が所属する部署では、アジャイル開発の一つで、チームでのシステム開発に特化したチーム・マネジメント手法である「スクラム」というフレームワークを採用している。UXデザインからシステム開発までのイテレーションを回し、早ければ1週間ごとのサイクルで効果検証を実施する。まだこの部署に異動してきて間もないが、現在、私はスクラム開発を円滑に進める「スクラムマスター」として、開発メンバーのサポートを担当する立場となった。グループ全体としてスキルアップに貢献することはもちろん、この機会に様々な側面での学びを深めていきたいと思う。
日本総研には、ITベンダーのような第三者的な立場ではなく、SMBCグループの一員として、ビジネスに当事者として携わり、真に価値のあるシステムを提供することができる環境がある。これからもエンジニアとして妥協なくものづくりに打ち込み、近い将来にまったく新しい金融サービスの創出に関わりたいと思っている。