大学で大きなイベントを企画したことから
大規模システム構築に関心を持った。
大学では、放送研究会サークルに所属。自らラジオ番組発表会というイベントを企画し、運営する活動に没頭した。決められた期日に向かって、他大学のサークル仲間やラジオ関係者の様な立場の人々と共に大きなイベントを作り上げる難しさ、達成感を味わった。今思えば、この経験が大規模システムの構築を行う日本総研を志した原点となったと思う。
もう一つ、私が大学時代に注力していたのが研究室での取り組みだ。人の動きを感知して作動するAI技術を研究する研究室に所属し、AIで動くゲームの開発に携わっていた。研究の中でITの活用法について学ぶ機会があり、ITで世の中を支える業務に就きたいと考えるようになった。就職活動で出会った日本総研は、数あるIT企業の中でも特に重要な社会インフラである金融をITで支える仕事という点に強く惹かれた。自分の仕事に強く誇りを持っている先輩たちとインターンシップを通じて出会えたことも、入社を決めた大きな動機になった。
カットオーバーの瞬間、
安堵と嬉しさが押し寄せた。
現在は、銀行のインターネットバンキングの部署に所属し、バンキングシステムの構築を担当している。まだ異動して間がないが、個人的に普段最も利用する金融サービスでもあるため、大きなやりがいを感じている。
今の業務を担当する前は、銀行のシステム統合プロジェクトに参加していた。ある銀行の全業務を、日本総研が持っている仕組みに載せ替えるという一大プロジェクトである。日本総研や銀行、ITベンダーなど様々な専門知識をもつ何百人もの人が、プロジェクト完遂を目標に知恵と労力を集結させた。私は統合の半年前からこのプロジェクトに参加。自分のような新人が大規模開発の現場に配属されるとは思わず、辞令が出た時はとても驚いたが、取引明細関連のシステム統合を任され、気がつけばプロジェクトの一員として仕事に邁進していた。明細はお客様に直接関係する部分なので、絶対にミスは許されない。かなりの緊張感をもって日々の仕事に取り組んだので、無事統合できたときの嬉しさや一体感は、何物にも代えがたいものがあった。ほっとしたと同時に、多くの人々と達成感を味わえたことが嬉しかった。
大学で学んだAI技術を活かし、
新たな金融サービスの技術開発に関わりたい。
日本総研には、自分一人で完結できる仕事は何もない。だからこそ、問題点があれば必ず共有し、お互いにカバーしていくという意識が徹底している。誰かが見守ってくれているという安心感が、若い社員を大きく成長させる基盤になっているのだ。また、くらしのすぐそばにある金融サービスの構築を通じて、たくさんの人に、より便利で豊かな毎日を提供しているという誇りが、社員一人ひとりの仕事の原動力となっていることは間違いない。
将来は情報技術系の出身という強みを活かし、大学で学んだ知識を応用した金融サービスの技術開発に取り組むことが私の夢だ。