私の価値観にあった仕事に、
最もチャレンジできる場だと感じた。
コンサルティング部門
  • 中堅
  • 男性
  • 文系
M.Omori
所属 : コンサルティング部門 入社 : 2010年

医師を目指した私が
見つけた、新たな目標。

祖母が看護師だったこともあり、小さい頃から医療の世界が身近だった。そのため、おのずと医師を目指すようになっていた。大学受験も、医学部を志望。しかしながら思い描いていた結果は得られなかったため、私は新しい目標を探すことになった。そこで興味を抱いたのが「コンサルタント」だった。医師と戦略コンサルタントは、どこか通じているところがあった。私が医師になりたかったのは「苦しんでいる人の力になりたい」という思いから。コンサルタントの仕事も、経営に悩み問題を抱えている企業の力になれる。私はこの仕事を究めたいと、国立大学の経営学部に進み、さらに経営を体系的に学べる大学院のMBA(経営学修士)課程に進んだ。
大学院では、マーケティングリサーチのための「統計学」を専門に学んだ。同じ課程の仲間とチームを組み、ビジネスコンテストにも参加した。大手食品メーカーの人気商品の売上拡大のプランニングを競うコンテストでは、500名もの観衆の前でプレゼン。内容には自信があったものの、結果は惜しくも準優勝。伝える力が足りなかったと、悔しい思いをしたことを覚えている。そして、2年間のMBA課程を経て社会に出る際、私は迷わずコンサルタントとして活躍できる場を求めた。

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様々なコンサルティング会社を検討。
やりたいことを素直にできる場を求めて。

就職活動に臨む前に、コンサルタントの仕事が経験できるインターンシップにいくつか参加した。そのうちのひとつが、日本総研のインターンシップだった。国内の同業他社のインターンシップにも参加したが、他社で取り組んだテーマの多くは、ある程度容易に推察できる結論をいかに緻密な論理で実証するかという内容で、物足りなさを感じた。一方、日本総研はその結論そのものを学生自らが導き出していくという内容だった。先輩社員の方が遅くまで一緒に残り、激励してくれたこともあった。おそらくどちらもコンサルタントとして求められることを経験したと思うが、自分の感覚に合っていたのは日本総研のほうだった。
外資系のコンサルティングファームも訪問した。お会いした方々はお洒落なシャツを着こなし、いかにもスマートな、コンサルタント然とした人たちだった。彼らの言動の端々から、自らの知見に対して正当な対価を得るというプライドを感じ、強烈なプロフェッショナリズムがうかがえた。しかし、私がなりたいコンサルタントとは少し異なる気がした。
かつて医師を目指した私は、なかでも外科医に憧れていた。自分の大切な人が危機に陥った時、自ら手術台に立ち、自らの手で救える機会がある。本当に大事な場面で、誰かのために必死になれる。それが私にとっては「カッコいい」ことだ。コンサルタントとしても、そんなカッコいい人間でありたい。スマートでなくてもいい。泥臭くてもいいから、本当にお客様のために力を尽くせる。そんな経験を最も味わえそうだと感じたのが、日本総研だった。この会社は、自分のやりたい希望領域を自分で選べるという。きっと、私が望む仕事にチャレンジできるはずだと感じた。

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この会社はとても「自由」だ。
自ら求めれば、何でもチャレンジし成長できる。

入社して実感したのは、日本総研のコンサルティングは、どんなに難しいテーマであろうと、お客様に成果をもたらすまで徹底的にやり抜くということ。1年目に関わった、大手食品メーカーの研究開発部門における人事組織改革プロジェクトもそうだった。
上司であるプロジェクトリーダーの下で手掛けた案件だったが、そこで取り組んだのは、1,000人近くいる研究者の方々にアンケートを取り、統計解析によって「革新的な商品を創り出せる能力を持った人材」を新たに発掘し、新たな商品を生み出す研究開発組織を構築しようという、非常にチャレンジングなテーマ。私は大学院で統計学を専攻していたこともあり、その一連の統計解析を任せてもらえることになった。ひたすら頭を悩ませ、苦労しながらも何とか答えを導き出し、与えられたテーマを成し遂げることができた。お客様からも高い評価をいただき、コンサルティングの仕事の達成感を初めて味わった。プロジェクトが終了した時、リーダーは「よく頑張ってくれた」と、これまで食べたことのない高級な焼肉をご馳走してくれた。あの時の達成感や感動はいまでも胸に残っており、こうしたヒューマンな風土も日本総研らしいと思う。
2年目は、苦境に陥っている企業の力になりたいと「事業再生」の領域を希望し、いくつかの案件を手がけた。3年目からは、企業をさらに成長させるための力になりたいと「新規事業開発」の領域に進んだ。入社前に聞いていた通り、望めばチャンスをどんどん提供してくれる。手がけたいコンサルティングテーマはもちろん、業務を通じて得た知見を広く発信して社会に貢献したいという学生時分の思いも、業界専門誌などで自分の論文を発表したり、新聞や雑誌に依頼されたテーマで記事を執筆することで達成できている。まだ入社して5年ほどだが、すでにリーダーとしてのプロジェクトもいくつか抱えている。
私が日本総研の最大の魅力だと感じている点は、とても「自由」だということだ。例えば、業務の3割は、プロジェクトから離れて自分の知見を蓄積するための活動に充てることができる。そして、私のような若手でも、自分からアクションを起こして、新たなコンサルティング案件を獲得するための提案活動にも取り組める。メディアに掲載された私の論文や記事を見て「話が聞きたい」と企業からオファーが寄せられることもあり、つい先日もある企業の経営者の方からお声掛けいただいたことから、経営戦略について提案させていただくことになった。自分がやりたいと思ったことは、自分の意志で何でもチャレンジし成長できる。それを実現できる場があるのが日本総研だと感じている。