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  • 社員インタビュー A.Fukuda

シンクタンクのリサーチャーから 行動するインキュベーターへ転身。 「人と地域の可能性開拓」を テーマに、新たな価値を築く。

インキュベーション
A.Fukuda
所属:創発戦略センター
研究科/学部:経済学研究科修了
入社:2020年
役職:コンサルタント
Interview01

多様な人々と共に、豊かな農村の価値を高めたい。

人や地域には必ず可能性がある。閉ざされた可能性を開拓し、広げるには、どうすれば良いのか。そう言葉に出すと哲学的なテーマのように思えるが、私の行動の源泉は一貫してその一点にあるように思う。大学時代に発展途上国の農村を訪れ、地域にある素晴らしい文化や人々に触れた。とりわけ自然と共存する豊かな農村に魅了された私は、それがきっかけとなり、農村に住む人々の可能性を開くための支援ができないかと、大学院で発展途上国に関する研究の道を歩み始めた。その後、ご縁をいただき、国内の農林水産業や農村の発展を目指す金融系シンクタンクに入社。リサーチャーとして農業経営をテーマとした分析や提言発信を行った。
そこでの学びは多かったが、レポートとして提言して実行は国や現場に任せるより、多様な人々の声を集め、巻き込みながら共に答えを見いだしていく方が、自分の性格に合っていた。大学院時代のフィールドワークに近い方法で農村に貢献できる働き方を目指し、転職活動を始めた。
日本総研の創発戦略センターは、当時より『農業者皆がもうかる農業 = Agriculture 4.0』を提唱し、実際に小型の多機能型農業用ロボットを開発していた。その事実は、本気で農業者の未来を変えたいとの強い思いを感じるのに十分な情報だった。

Interview02

農村に関わるあらゆる人々に働きかける試み。
もうかる農業と住みやすい農村を実現する「農村DX協議会」。

日本総研に入社後、私は創発戦略センターの農業チームに所属し、農業ビジネスの革新や農村生活の魅力向上をテーマに活動している。その一環として取り組んでいるのが、「農村デジタルトランスフォーメーション(DX)協議会」の運営だ。日本総研では、農村全体のデジタル化を推進し、もうかる農業と住みやすい農村を実現する「農村DX」のコンセプトを提唱、共感する自治体間のネットワーク構築を進めている。
農村には高齢化や過疎化、デジタル化の遅れなど、日本全体に共通する課題が横たわる。実際に農村を変えていくには、国に働きかける政策提言、現場を動かすプロジェクト運営、横展開/仲間づくりのためのプラットフォームを整備すること等、すべきことは多方面にわたる。情報発信の強化が必要と考えた私は、農業関連メディアとして国内最大級の発信力を持つ企業に赴き、農村DX協議会との協業を提案した。具体的にはポータルサイト内に農村DXの特設サイトを設置し、農業者や先進的な取り組みを行う地方自治体、われわれの提唱するコンセプト等を記事として紹介。DXの進め方や事例の共有により、農業者や自治体だけでなく、インフラの運営や住民、地方での暮らしに関心があるすべての方々に働きかけている。

fukuda
Interview03

新しい領域に飛び込む
「ファーストペンギン」は、
会社から惜しみないバックアップを
受けることができる。

これまで日本総研では他社の媒体で定期的な情報発信を行うプラットフォームを運営する事例がなく、ローンチまでは困難を極めた。しかし、挑戦こそ得られる果実は大きかった。農家や自治体の方々の生の声を豊富な写真で紹介したサイトは関係者から大きな反響をいただき、新たな人や組織のつながりを生んでいる。この活動を足がかりに、自分自身が政策提言や情報発信強化を目指していく道も開けてきた。
日本総研の創発戦略センターには、「ファーストペンギンであれ」という座右の銘がある。集団の群れの中から、ただ一匹、危機が待ち受けているかもしれない海へ最初に飛び込むペンギンのように、前人未到の新たな世界にチャレンジしようとの意味が込められた言葉だ。しかし、それは単なる心得のような話ではない。創発戦略センターでは、新たな挑戦をする人に会社がさまざまなサポートをしてくれるのだ。例えば農村DX特設サイトの場合、実現するために必要な権利関係や契約などの対応は法務部などのスタッフの強力なバックアップで前に進むことができた。また、共に働くメンバーとの活発な意見交換の中で、自分自身の強みや進むべき方向性が見えてくることも多い。非常に自由でフラット、柔軟な組織なので、まさにやりたいことにまい進したい方には願ってもない組織なのではないかと思う。

Interview04

社会に対して自分が何を、
どのように働きかけていくべきか。
継続して問い続ける姿勢が
大切だと思う。

創発戦略センターでは、社員一人ひとりに「社会に対してどのような課題を持ち、そこにどう貢献したいか」が求められる。その内容は人によって違ってもよく、また必ずしも入社前に固まっている必要はない。私の場合、生まれ育った場所等によって可能性が閉ざされてしまうことを解決したいとの思いは明確だったが、関心のある分野・領域はかなり幅広かった。自分がやるべき方向がしっかり固まったのは、入社3年目を過ぎたあたりだったと思う。同僚や協業先から様々なフィードバックを得て、研究でのフィールドワークで得た経験が自分の強みだと認識することができた。創発戦略センターという環境で、自身の思いをどこまで形にできるか。ぜひ一度我々の門をたたき、面接官と対話する気持ちで確かめに来て欲しい。

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