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特集:ITソリューション部門
エキスパート認定社員座談会

自らを磨き抜き、道を切り開く。
日本総研のエキスパートが歩む、スペシャリストとしてのキャリア。

キャリア入社者座談会イメージキャリア入社者座談会イメージ

ITの世界で活躍するスペシャリストの
マインド、モチベーションとは。

日本総研では社員のキャリアアップとさらなる活躍を支援する「エキスパート認定制度」を設けています。3つの職位(プリンシパル、シニアエキスパート、エキスパート)において、専門分野での能力や実績等の期待ミッションを定め、審査を経て認定しています。スペシャリストの道を歩むことを決断した理由や思い、認定されるまでの道のりなどを本制度の設置に関わった人事担当者を交え、ざっくばらんに会話した様子をお届けします。

目次

  • セキュリティ統括部 シニアエキスパートセキュリティ統括部 シニアエキスパート

    S.Osada

    セキュリティ統括部 シニアエキスパート 2007年入社

    ウェブシステムの開発、プロジェクトマネジャーを経験した後、セキュリティ専門部署の立ち上げに携わる。エキスパート認定制度を設置した2019年にエキスパートとして認定され、2023年にシニアエキスパートに認定。現在は金融犯罪対策に関する研究、提言の他、大学など研究教育機関への講義も行っている。

  • カードチャネル共用化タスクフォース エキスパート 2010年入社セキュリティ統括部 シニアエキスパート

    M.Kagifuku

    カードチャネル共用化タスクフォース エキスパート 2010年入社

    クレジットカードのオープン系システムやコールセンターのオペレーター向けシステムの開発およびモダナイゼーションを技術面でけん引。現在はITアーキテクトとして基幹システムの新規システム構築における新技術の適用を主導するとともに、クレジットカード以外の金融システムのアーキテクトも支援。2024年、エキスパートに認定。

  • グローバル市場システム本部 エキスパートグローバル市場システム本部 エキスパート

    H.Kasamatsu

    グローバル市場システム本部 エキスパート 2018年入社

    前職では債券・デリバティブ取引における市場系システムにプログラマーとして携わる。日本総研に入社後はデリバティブ取引のフロントエンド、バックエンドシステムを担当。システムのアーキテクチャとビジネスサイドの双方に精通する存在として、2023年、エキスパートに認定。

  • 人事部  2016年入社人事部  2016年入社

    S.Masuzawa

    人事部 2016年入社

    「エキスパート認定制度」の企画に設計段階から携わる。制度開始後の社内周知や認定に関わる管理・調整、申請者および所属部署の支援などを担当。

1エキスパート認定制度について

Masuzawa
日本総研では高い専門性を発揮している社員を適切に評価・処遇する仕組みとしてエキスパート認定制度を設置しています。Osadaさんは本制度を開始した2019年に認定されていますが、この制度をどのように捉えていたでしょうか。
Osada
SMBCグループをITでより一層けん引するために、本気で臨もうという日本総研の姿勢を感じました。これまで強みとしていたプロジェクトマネジメント能力だけでなく、技術力などの専門性を評価する制度ができたことで、新しい技術の習得や、さらなる能力発揮が期待されていることも感じ、モチベーションが高まったことを覚えています。
H.TakahashiH.Takahashi
Masuzawa
KagifukuさんとKasamatsuさんが感じた本制度の印象などについて教えてください。
Kagifuku
私はマネジメントより専門分野を掘り下げることにモチベーションを感じていたため、自身で突き詰めた専門性をエキスパートとして認定してくれる制度ができたのは素直にうれしかったですね。
Kasamatsu
会社が選定するのではなく、本人の申請が必要な制度だと知り、自分自身の意思が非常に重要だと感じました。私はマネジメントよりも知識や技術で貢献する方が向いているタイプだと思っていたのですが、この制度ができてキャリアアップに対する意識が変わりました。
Masuzawa
人事部としても、社員一人ひとりが主体的にキャリアを考え、行動を促す仕組みが必要と考えていたので、先駆けて導入していたITソリューション部門においてそういった意識の変化があったのはうれしいです。

2それぞれの専門分野

T.YamamotoT.Yamamoto
Masuzawa
現在担当されている業務を教えていただけますか。
Kagifuku
クレジットカード基幹システムの負荷を軽減する新規システム構築に企画段階から参画しており、コンテナやAPMといった新しい技術や手法をシステムに適用するために検討を重ねています。キャッシュレス化に対応するためには、システムのモダナイゼーションが欠かせません。さまざまな技術やツールを駆使してシステムを変えていくプロセスに難しさと面白さを感じています。
Kasamatsu
債券・デリバティブの市場系システムを担当しています。現在はフロントエンド、バックエンドシステムをメインに既存のデータ構造に合わせた管理が可能か、どのように管理をすれば効率的かなどを検討しながらシステム開発にあたっています。債券・デリバティブの世界は商品も多く、まだまだ知らないことも多いですが好奇心旺盛なので楽しく取り組んでいます。
Osada
SMBCグループのセキュリティ強化に向けた研究などを行っています。これまでに培ったコンピューターの知識や経験をもとに、新たな攻撃がどのように成立するのかを解明し、効果的な対策を考えることに日々注力しています。Kasamatsuさんと同じように、好奇心は私も大事にしています。対策を考える過程で好奇心が満たされるともに、日々巧妙化するサイバー攻撃からお客さまや事業活動を守ることにつなげられるのは大きなやりがいだと感じています。
Masuzawa
エキスパートに認定されてから業務に変化はありましたか。
Kasamatsu
ミッションが大きく変わったわけではありませんが、意識の持ち方が変わりましたね。SMBCの動きをキャッチしながらシステムに対する影響を常に考えるなど、以前よりユーザー目線でシステムと関わるようになりました。
Kagifuku
エキスパートに認定された後、技術調査、システム開発における課題解決支援、高度技術人材の育成を行うテクニカル・サポート・チームという組織にも所属し、クレジットカード以外のシステムをサポートする機会が増えました。知識の幅も広がり、所属部署以外への情報発信も行うようになりました。
Osada
社外との関わり合いを一層強めるようになりました。大学への講義提供や学会の設立といった教育関連の活動に加え、量子コンピューターでも破られない暗号技術の調査に協力するなど、より安心、安全な社会の実現に向けた活動にも力を入れています。
Masuzawa
まさにエキスパートならではの仕事ばかりですね。日本総研全体やSMBCグループに対する課題解決、価値提供もエキスパートの期待ミッションとして定めていますので、皆さんが専門分野で期待ミッションを体現されていることが伝わりました。

3エキスパートを目指すまでの道のり、支える環境

Masuzawa
エキスパートを目指した動機、きっかけを教えてください。
Osada
上司や同僚が背中を押してくれたのが大きいですね。また、官公庁の有識者委員会など社外活動で専門家として意見を外部発信しやすくなると思ったことも理由の一つです。
Kasamatsu
「経験を生かして難しい案件に取り組んでほしい」と上司から期待してもらえたことと、技術力だけでなくビジネスサイドの領域で強みを持つ社員も認定されていることを知ったためチャレンジしてみようと思いました。
Kagifuku
私も上司が後押ししてくれたのが大きかったですね。私自身がエキスパートとして自信が持てる状態で手を挙げようと思ったため、新規システムの構築で実績を出してから申請しました。
Masuzawa
上司や周囲の期待に応えたいという思いが、エキスパートを目指すことにつながったんですね。
エキスパートを目指す過程で、どのようにスキルアップされたのでしょうか。
Kagifuku
業務と切り離した環境で自由にシステム開発ができる場を整備していただき、新しい知識や技術を習得しました。実務に適用するには自分で手を動かして学ぶ方が高い効果が得られると考え、上司や人事部に相談して学習環境を整えていただきました。学習時間の捻出はなかなか難しかったですが、平日は1日1時間、休日は数時間と決めてルーティン化しました。
Osada
セキュリティの分野は費用が高額なものが多いため、所属している部署では研修派遣や資格取得だけでなく取得後の維持費補助などの制度を独自に設けています。私も積極的に活用しました。

4日々磨かれるエキスパートの専門性

Masuzawa
皆さんはどのようにスキルや知識をアップデートしているのでしょうか。
Kagifuku
技術は日々進化しているため、最新情報を積極的にキャッチアップするようにしています。数日間かかる研修も多く、業務と重なることもありますが上司やメンバーが受講を後押ししてくれるため安心して学べています。
Kasamatsu
ビジネスサイドの情報収集は欠かさないようにしています。インターネットなどで金融関連のニュースを確認し、SMBCグループのビジネスに関連するのか、あるいはシステムに影響するのかを常に考えるようにしています。影響する可能性があると判断した場合は、どのような対応をすべきか考え、行動に移すようにしています。また、勉強会などを通じて得た知識やナレッジをアウトプットすることも心がけています。
H.TakahashiH.Takahashi
Osada
また好奇心の話になってしまうのですが、なぜ起こったのか、不思議だ、面白いという好奇心も大切ですよね。社内外のコミュニティーなどで、目を輝かせながら研究テーマや成果を語る方たちと会話をしていると、新たなスキル習得に対するモチベーションがアップします。その好奇心を一つの成果にしたいと思い、業務と並行しながら博士号を取得しました。
Masuzawa
Osadaさん以外にも、業務と両立しながら博士号を取得している社員が徐々に増えていますね。会社としても、博士学位取得支援制度を中心に、アカデミアの視点で専門性を高めたい社員のサポートに力を入れています。
Osada
社内でも新しい技術の事例共有や社内ネットワーキングづくりの場である「JRI Tech-Day」など、社員同士で学び合う機会があるため、そういった場でのコミュニケーションでもモチベーションが上がりますね。
Kagifuku
私も以前「JRI Tech-Day」でマイクロサービスをテーマにプレゼンテーションしましたが、さまざまな社員からコメントをいただき、非常に勉強になったのを覚えています。

5スペシャリストを目指す方へ

Masuzawa
スペシャリストとしてキャリアを築きたいと考えている方へメッセージをお願いします。
Kasamatsu
日本総研には上流工程を経験する機会が豊富にありますので、これまで下流工程の経験が中心だった方もスペシャリストを目指すことが可能です。私もプログラマーからキャリアをスタートしています。開発工程においても自分がやりたい仕事にこだわり、気になることや分からないことを積極的に解消するなど前向きなマインドを持ち続けることで道が開けると思います。
KagifukuKagifuku
Kagifuku
新しいことに挑戦すればうまくいかないこともたくさんあります。失敗を怖がらず、自分の糧にすることで成長につながると思います。日本総研は社員の挑戦を歓迎していますし、それを支えるカルチャーが浸透している組織です。
Osada
自分自身の得手不得手と、その特性を生かせる専門性は何か、それを磨ける場所はどこかを探してみてください。日本総研で磨いてみたいと思っていただけた方は、ぜひ一緒にまだ見ぬ高みを目指しましょう。
Masuzawa
さまざまなお話を聞かせていただき、ありがとうございました。人事部の一員として、社員一人ひとりが充実したキャリアを実現するためのサポートをさらに充実させていきたいと改めて感じました。
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