二人目の出産から復帰後、
重要案件を任されて。
私にはいま、4歳と1歳の二人の子供がいる。長女を授かったのは、銀行ビジネスを支えるイントラネット構築プロジェクトのリーダーを担当していた、入社5年目の時だった。その後1年間の育児休暇を経て職場に復帰、その翌年には次女も授かったため、再び1年間、育休を取得。復帰してからは、銀行の膨大な顧客情報を管理するデータウェアハウスを再構築するプロジェクトに加わった。現在は、プロジェクトマネジャーとして、システムの企画から開発工程のマネジメントを担っている。
この会社は、自分が納得できる形で
仕事に取り組ませてくれる。
私は会社の短時間勤務制度を利用せず、フルタイムで働いている。毎朝5時前に起きて家事をこなし、その日の夕食を準備してから出社するのが日課だ。時短を利用しないのは、自分が納得するために仕事をしたいという思いから、私が自分で決めたことだ。時短勤務をしないといっても、子供が急に病気になって休まざるを得ない時や、保育所に預けている子供が熱を出してお迎えに行かなければならない時がある。だからいつ予期せぬ事態になっても対応できるよう、自分の頭の中で業務をシミュレーションし、もしいま私がいなくなったら誰に何を指示して代わりに業務を担ってもらえばいいのか、常に考えながら仕事に取り組んでいる。日本総研は制度が整っているだけでなく、そもそも社員に裁量を委ねてくれる会社なので、不測の事態が起こってもしっかりと仕事を、そして、自分自身をマネジメントすることができる。だからこそ、仕事と家庭の両立が可能なのだ。
出産や育児を「制約」にしない
やりたいことは、やり抜きたい。
私がプロジェクトマネジャーを務めるプロジェクトは現在、企画段階にあり、新たなデータウェアハウス構築の検討をユーザー・ベンダーと調整を重ねながら進めている。その企画を経営陣にプレゼンテーションし、了承を得られればいよいよ本格的に動き出す。まさに今が頑張り時だと、モチベーションを高めているところだ。私がここまで懸命に仕事に取り組んでいる理由は、なんといっても仕事が面白いからだ。しかし、もちろん家族は仕事以上に大切な存在であり、私にはどちらか一方だけを選ぶことはできない。だからこそ、子育ても仕事も責任を持ってやり抜きたいのだ。ママになっても出来る限り仕事に情熱を注ぎ、プロジェクトを成功に導きたいと思う。
日本総研には、私のように子供がいて時間に制約がある人間でも、その意志を示せばいくらでも活躍できるフィールドがある。一方で、私よりも家庭の比重を高めたいと考える社員ももちろんいて、それぞれの生き方をサポートする制度もしっかり用意されている。実際、お昼の時間などに、仕事の仮面を脱いでお互いママ・パパの顔になって家庭の話をすることも多い。一人ひとりが自分で自分の人生をデザインしていて、お互いにそれを尊重し合える。そうした環境が、何事も全力で取り組みたいという私の意志を支えているのだ。