銀行の外国為替業務システムを担う
チームリーダーとして。
私は現在、銀行の外国為替業務に関わるシステムを担当する部署のチームリーダーを担当している。自社メンバーの人事管理はもちろん、業務を委託しているITベンダーとの折衝や工程管理などを含め、幅広く行うのがリーダーの仕事だ。外国為替業務とは、銀行三大業務(預金・貸付・為替)のうちの「為替」に関わるシステムで “外国とお金をやり取りするお客様”のためのサービスを指す。外国為替システムは複数のシステムが連携して実現できるもので、私のチームは、国内営業店と対外銀行との外為決済業務を担当している。チーム長に就任する前は、開発担当者として、基本設計からテスト、成果物のレビュー、プロジェクト管理まで一連のシステム開発業務に携わっていた。開発の仕事に強くやりがいを感じていただけに、マネジメント業務に徹するチーム長になってからは、正直なところ一抹の寂しさを感じることもある。しかし、「助かったよ、ありがとう」という周囲の人々からの言葉が自分の仕事の原動力になっていることは、今も昔も変わらない。
2年間の育児休業を経て、職場に復帰。
仕事の取り組み方が変わった。
入社10年目に子供を出産し、保育園の事情で2年近く育児休暇を取得した。その後職場に復帰し、現在も以前と変わらずチーム長として働いている。管理職の立場であるため、一担当者だった頃と比べて時間の融通が利きやすく、自分でも思った以上に仕事と育児を無理なく両立できている状態だ。但し、今は短時間勤務なので、以前と同じ時間をかけて仕事をこなすことはできない。ポイントを押さえて効率的に仕事をし、いかに質の高い仕事をしていくかを常に念頭に置きながら業務に取り組んでいる。最近ではテレワークを取り入れ、在宅勤務を選択することも増えた。子供の体調によってどうしても外出が難しい場合などに、在宅勤務の制度は非常に助かっている。今後は日本総研全体でこうした制度の活用が増えていくだろう。
自然体で、自分がしたいことに
挑戦できる環境がある。
将来はさらに大きな仕事をするために、次のステップを上っていきたい。そのために、限られた勤務時間の中でどう成果を上げていくかが今の自分のテーマとなっている。昔は自分で何もかも抱えて満足していたところがあったが、今は後輩の成長を見守る立場。後輩の成長が自分の成長にもつながっているし、やりがいにもなっている。
日本総研が素晴らしいところは、自分がしたいと思うことを純粋に目指していける環境がある点だと私は思う。要は、自分にとって最適の環境を創っていくことを会社がサポートしてくれる姿勢があるのだ。若いみなさんには、ぜひ臆せず様々なことに挑戦してもらいたい。